頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

264回 グランドセイコー SBGR325 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百二十五回目のレビューはグランドセイコー SBGR325です。

グランドセイコーではもはや定番色となりつつあるアイスブルー文字盤の限定モデルです。

 

 

総合評価: 88点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 23点

出せば売れるアイスブルー文字盤でやや飽きてきた感もありますがさすがはグランドセイコーで文字盤のテクスチャーを少しずつ変更して同じような色でも表情を変えています。このあたりは何気にコストのかかるところですがグランドセイコーは惜しげもなく施すところはさすがです。

 

外装: 21点

ケースサイズが37mmといわゆるジェンダーレスサイズとなっています。このサイズでグランドセイコーはかなりの数を出してきていますがこのサイズは海外で人気のあるサイズのためそれだけ海外需要が旺盛なのでしょう。

昔からあるケースですがこのサイズにあったブレスレットの幅だったり良く考えられています。

 

厚みは13,3mmとこの9Sムーブメントを積むとどうしても薄くできません。かわりにラグを下向きにして装着性を良くしています。

 

ムーブメント: 22点

ムーブメントは9S65という28800振動モデルです。設計自体は25年前のものをベースにしているのですが性能は現代汎用ムーブメントを凌ぐものです。クロノメーターを凌ぐ精度を当時から出していたのには驚きです。

 

コストパフォーマンス: 22点

70万円ということで決して安くはないですがすでにグランドセイコーの機械式の価格帯は100万円前後になってきている中では買いやすいものです。また、国内で600本の限定のため全国400店舗ある中で各店舗1本程度しか入荷がないので争奪戦は必至です。気になる方はお早めに店頭へ行ってください。