頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

214回 グランドセイコー SBGY009 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百十四回目のレビューはグランドセイコー SBGY009です。

手巻きスプリングドライブモデルの第二弾となります。

 

 

総合評価: 89点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

44GSケースがとても綺麗です。夜空を模した紺色の文字盤と月を模した金色の秒針もとてもマッチしています。

御神渡しほどの神秘性はありませんが文字盤もすっきりとさせて非常に上品な時計となりました。

 

外装: 22点

加工の難しい44GSケースを採用しています。薄型手巻きムーブメントにはこの44GSケースはよく合います。

 

ケース厚は10,5mmとSBGY007よりも少しだけ厚くなっています。しかし10mmくらいなので非常に付け心地は良好です。

 44GSの構造的にラグを湾曲しないので腕にのせたときに少し落ち着かない感じはありますがそこまで気になりません。


ムーブメント: 23点

手巻きスプリングドライブという領域を今まではクレドール専用ムーブメントをグランドセイコーに採用。(キャリバーナンバーは違います)

裏から見えるムーブメントも効果的な人工ルビーと青焼きネジのバランスで非常に美しいものとなっています。

 

 

コストパフォーマンス: 22点

SBGY007と同じ値段ですがこちらは限定モデルということで希少性は高いものとなっています。

グランドセイコーでも少ない手巻きスプリングドライブで美しいムーブメントということを考えるとお勧めできます。