こんにちは、第二百七十一回目のレビューはグランドセイコー テンタグラフ SLGC001です。グランドセイコー初の機械式クロノグラフにしてファン待望の1本の登場となります。
テンタグラフ(tenbeats three days automatic)は各特長の名称をあわせた造語です。
総合評価: 93点
(各項目25点満点)
デザイン: 24点
全体的にはオーソドックスなクロノグラフウォッチですが、初の機械式クロノグラフということでデザインの細かいところにもこだわりを感じます。特にインダイヤルの配置がやや絶妙でこのケースサイズにピッタリあった配置にしました。このあたりは全て自社で製造できる強みが出ています。ブルーの文字盤にはうっすらと筋目を入れていて非常に視認性が
外装: 23点
見た目はごついですがブライトチタンの為非常に軽いです。
全体的に暑さを感じにくくする為にベゼルに傾斜をつけたりクロノグラフボタンを短くしたりしました。
厚みは15,3mmと2層式のクロノグラフなので薄型化は難しかったのでしょう。ブライトリングと同じ位になりました。ロレックス、ゼニスと比べると2mm程厚くなっています。
ムーブメント: 25点
ムーブメントは9SA5にクロノグラフモジュール(自社製)を載せたいわゆる2階建てとなります。36000振動のクロノグラフですと他にゼニスのエルプリメロがありますが現代の設計で作っているグランドセイコーのほうが勝っているところが多いです。パワーリザーブはクロノグラフ使用時でも72時間という驚異的な長さです。
コストパフォーマンス: 21点
価格が180万円ということでロレックスのデイトナと並ぶ値段です。チタン製なので価格的にはゼニスやパネライと同じくらいの価格かと思います。仕上げや、精度などではグランドセイコーですがデザイン的な好みで決めるのがいいと思います。