頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

410回 グランドセイコー SBGW323 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第四百十回目のレビューはグランドセイコー SBGW323です。

 

 

総合評価: 85点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

ケースデザインは44GSのものを採用しています。文字盤は薄紫の文字盤を採用しています。ケースサイズ的には男女兼用のサイズで文字盤も絶妙などちらも使用しやすいものとなっています。デイト表示もバランスが悪くなるのか外していて正解です。小さいサイズながらも上手くまとまっていると思います。

 

外装: 21点

外装は44GSなのでラグの作りこみが他社ではできない非常に手の込んだものとなっています。このラグの平面でザラツ研磨を手作業で全て行うのはかなりの熟練を要します。

厚みは11,6mmとレディスとしてはやや厚いですが標準的なものといえます。

 

ムーブメント: 21点

ムーブメントは手巻きの9S64を搭載しています。自動巻きだと時計自体の厚みが増してしまうので手巻きにしたのだと考えます。

 

コストパフォーマンス: 21点

77万円という価格はもはやグランドセイコーでは安い部類になっています。

この価格だとほかのスイスブランドが候補にも上がってくると思いますが競合するIWCやゼニスと比べても仕上げの良さなどで優位性があるのでこのモデルは売れると思います。