頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

321回 シチズン カンパノラ AH4081-17W 頑張れ国産時計のブログ

おんにちは、第三百二十一回目のレビューはシチズン カンパノラ AH4081-17Wです。

 

 

総合評価: 86点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 24点

デザインはもう完成の域に達しているといえます。これ以上何かを足しても引いても良くならないと思います。漆文字盤のラメのようなものが多くよりキラキラしている印象があります。インダイヤルの指し色も変更しておりこちらのほうが前作よりも馴染む感じがします。

 

外装: 21点

外装は前作と同じだと思います。シチズン得意の面を多く出して高級感を出す手法ではなく全体的に丸みを活かしたものとなっています。これはカンパノラ全般にいえるケース造形手法です。

 

厚みは16,5mmと前作と同じです。ミニッツリピーターの反響音の関係でこういうモデルは薄くすると音色に影響があるためできません。

 

ムーブメント: 21点

クォーツのミニッツリピーターと永久カレンダーとクロノグラフを搭載したグランドコンプリケーションウォッチです。電池モデルの為ミニッツリピータを使いすぎると電池の消耗が早くなるという点がありますのでソーラーに変更してほしいです。

 

コストパフォーマンス: 20点

前作から10%値段があがりました。以前は26万円くらいだったので(漆塗りの仕上がりやケースなどが違う)結構高くなったなという気がします。

しかし、クォーツのグランドコンプリケーションはもの他にはシェルマンくらいでなかなか少なくなってきましたのでカンパノラはそういった意味では希少です。