頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー カンパノラ 紺瑠璃 CTR57-1101 頑張れ国産時計ブログ

こんにちは、第三十三回目のレビューはシチズンカンパノラのCTR57-1101です。

昔から販売しているロングセラーモデルです。

クォーツで手軽にミニッツリピーターと永久カレンダーを楽しめる貴重なモデルです。

他社にもムーブメントを提供しているので似たモデルもちょくちょく見ますね。

 

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総合評価: 89点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 23点

デザインは良いですね。良い意味で古典的なコンプリケーションウォッチの顔しています。

文字盤も漆を使っており非常におしゃれでコストかかっています。

日付なども全てとても見やすくなっています。

 

外装: 21点

外装はブレスレットが複雑であったりさりげなく高級感を演出しています。

他のシチズンブランドと同様デュラテクトは施されています。

ガラスは球面になっていますがどの角度から見ても時間が見えます。(普通はゆがんで見えません)これもコストかけてますね。

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厚みが16,2mmというのも厚いですがドームサファイアガラスとこれだけ多針だと仕方ないでしょう。 

ムーブメント: 21点

ミニッツリピーター、永久カレンダー、ムーンフェイズと時計好きの心をくすぐる機構が入っています。

 

コストパフォーマンス: 24点

この価格でこの時計は非常にお買い得です。

漆文字盤というだけでも20万位しそうなものですが、さらに複雑機構がついています。

同じムーブメントで他のモデルは300,000~なので、おそらく今後は値上げしてくると

思います。事実シチズン社内でもそういう話も出ているような話も聞きます。

今が最後のチャンスかも?

 

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