頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

215回 シチズン プロマスター N6021-17E 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百十五回目のレビューはシチズン プロマスター N6021-17Eです。

1977年登場モデルの復刻版でずっと海中に落ちたままでも動き続けていて時計にはフジツボが付着していたことから「フジツボダイバー」という愛称があります。

 

 

総合評価: 91点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

デザインは当時とほとんど変わらず正常復刻させました。視認性の良い夜光塗料はダイバーウォッチとして好印象です。また、サファイアガラスの外周を一段へこますことをしています。当時のプラスチック風貌を再現したのかもしれませんがこういうところでもコストかけています。

 

外装: 23点

外装はダイバーウォッチではありがたいチタン製。しかもデュラテクトを施しています。

つや消しの仕上げも高級感がありベゼルも非常にまわしやすくなっています。

また、ラバーベルトも先を膨らませることで外れにくくしています。

 

厚みは12,3mmとダイバーとしてはちょうど良い厚みです。ケース径も41mmですがより小振りに感じます。この点もとても良いです。

 

ムーブメント: 22点

9051というムーブメントを採用しています。中価格帯に載せられているムーブメントで耐磁性能に優れ精度も非常に良好です。

このムーブメントは

 

コストパフォーマンス: 24点

チタンで耐磁性能のあるダイバーが9万円台というのは非常にお得感が高いです。

セイコーのSBDC083(通称SUMO)と比べてもコストパフォーマンスは優れています。

現在国産、スイス時計含めて10万円前後のダイバーウォッチとしては最強だといえます。