頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー グランドセイコー 60周年記念モデル 頑張れ国産時計ブログ

こんにちは、第四十一回目のレビューはグランドセイコー60周年記念モデルのSBGH281です。

こちらは44GSというケースに10振動ムーブメントを搭載した特別記念モデルです。

1500本と限定本数は多いように感じますが海外にほとんどいってしまうので国内での流通は多くても500本といったところでしょう。

 

限定にしか使われないグランドセイコーブルーという独特の文字盤は特別感を感じることが出来ます。

 

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総合評価: 92点

 

(全項目25点満点)

 

デザイン: 23点

44GSの今のグランドセイコーのデザインの元になったものを選ぶあたり60周年にふさわしいです。

青と赤と金のバランスがとてもいいと思います。

 

外装: 23点

外装はこのラグ(バンドを取り付けるあたりの部位)は他ブランドでは作れないほどの直線と磨きを施しています。この直線部分の磨きは磨きムラやゆがみが目立つ為非常に難易度が高いのですが見事に仕上げています。

厚みが13,3mmとなっています。厚くはないですがもう1mmは削って欲しいですね。

 

ムーブメント: 23点

ムーブメントは36000振動のハイビートモデル。以前も書きましたが従来の技術でハイビートを実現した技術力は素晴らしい。

欲を言えば、同じ限定でスプリングドライブモデルも出してほしかったです。

 

コストパフォーマンス: 23点

ベースの44GSでないモデルよりも2万円高いだけ。おそらく限定でなくても同じ価格になるはずなので限定とは思えないこの価格設定に驚きです。これはあっという間に完売するでしょう。