頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

260回 グランドセイコー SBGC253 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百六十回目のレビューはグランドセイコー SBGC253です。今までは限定モデルでのみ採用していたケースをレギュラーモデルにて採用しました。

 

 

総合評価: 89点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 23点

前のこのモデルの限定は黄色~茶色の文字盤でした。こちらもシルバー文字盤ながら表面をライオンのたてがみのような仕上げにしてあり非常に立体感と高級感があります。これをプレス加工で行えるのは世界でもグランドセイコーぐらいでしょう。

 

外装: 23点

特徴的なケースデザインとなっています。四方のラグはライオンが時計をつかんでいるイメージとのこと。男性らしく力強いデザインになっていてここの稜線もしっかり立っていてさすがです。

プッシュボタンも専用のもので操作性もかなり良いです。

 

 

厚みは16,8mmと通常モデルよりも0,7mm厚くなっています。横からもボリュームのある感じになっています。ラグが短いためやや腕に乗った感があります。

 

ムーブメント: 22点

ムーブメントは今までと同じ)9R86を採用しています。世界一高精度なクロノグラフウォッチで最大の利点はクロノグラフ作動時にも精度が悪化しないということです。(通常の機械式はクロノグラフ作動時の通常時計の精度は大きく下がる)

 

コストパフォーマンス: 21点

通常モデルが100万円位ということを考えるとケースの違いで160万円というのはなかなかの差だと思います。ただケースも専用なので生産本数は少ないと思われるので一度店頭でご確認ください。

このあと、機械式のクロノグラフも出ることになってるので迷うところです。