頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

212回 グランドセイコー SLGH017 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百十二回目のレビューグランドセイコー SLGH017です。

待望の白樺の黒文字盤の登場です。待っていた人も非常に多いモデルでどの店でも買えるモデルではなく国内で数十店舗でのみの取り扱いとなっておりオーダーして半年~一年待ちなのではないでしょうか?

 

 

総合評価: 95点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 25点

今までのシルバー文字盤の白樺と比べて黒文字盤にしただけで全然雰囲気が変わりこちらのほうがかっこいいと感じます。写真よりも実物のほうが高い評価となっています。

彫りの深い文字盤も黒にすると陰影がハッキリ出てきて非常に高級感のあるものとなっています。

 

外装: 22点

外装はステンレスモデル同様に高レベルのザラツ研磨を採用しています。また、こちらはチタンの為ステンレスよりも更に難易度の高い加工となっています。

 

 

厚みは11,7mmとステンレスモデルと同じ厚みです。ロングパワーリザーブをしながら厚みを1mmも薄くするという非常に高レベルのものとなっています。

 

ムーブメント: 25点

現在100万円前後の時計のムーブメントとしてはオメガのマスタークロノメーターと並んで世界最高峰の9SA5を採用しています。世界の機械式時計の今後10年間の最上位機種を搭載しており機械の複雑さと堅牢さ、精度安定性、美しさどれをとっても満足度の高いものとなっています。

 

コストパフォーマンス: 23点

チタンモデルはステンレスモデル比で+15万円となっていますのでこちらも110万円(税抜き)となります。

グランドセイコーは国産ということもあり為替の影響もないので今のところ値上げをしていませんが(チタンの5万円アップ)いつ値上げしてもおかしくないのでこのモデルはすぐに買えるのならお勧めします。