こんにちは、第百三十四回目のレビューはグランドセイコー SBGR307です。
自動巻きモデルの新しいバージョンとなります。サイズ違いで40mm径のSBGR315もあります。
自動巻きのこのシリーズは何度か出ては廃番を繰り返しています。今回は継続して欲しいです。
総合評価: 83点
(各項目25点満点)
デザイン: 22点
デザインはグランドセイコーらしいものとなっています。文字盤のシルバーも通常の黄色かかったものではなく純粋なシルバー色となっています。このあたりは少し若い人をターゲットにしたのでしょうか。
外装: 21点
外装はしっかりとザラツ研磨を施した高品質なものとなっています。
文字盤とブレスレットの色味が似ていることから塊感が出ていて高級な感じがします。
厚みは13,1mmと9S系は少し厚くなってしまいます。ただ、こちらは42mmのケース径なのでそこまで実際の厚みは感じません。
ムーブメント: 21点
ムーブメントは地板の径を大きくした9S68を搭載しています。スペック的には9S65と同等となります。
9Sはガンギ車等を肉抜きして強度を損なわずに軽量化をはかり今まで以上に耐久性と精度の安定性を高めました。明らかにムーブメントにアドバンテージを与える手法ですが先端技術のためロレックスでさえもまだ出来ていません。
コストパフォーマンス: 19点
値段は今までのものよりも5万円ほど高くなりました。見た目などに変更点がないようにも見えますが今までの自動巻きでは最も安いもので44万円というのがそもそも安すぎたので52万円というのは妥当な価格設定なのかもしれません。