頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー グランドセイコー SBGN023 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第百三十三回目のレビューはグランドセイコー SBGN023です。

セイコー創業140年を記念した限定モデルとなります。

このモデルに限らず、クォーツのスポーツモデルは全体的にこんな感じのデザインとなっています。

 

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総合評価: 80点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 21点

デザインは、短く太いラグが逞しさを強調しています。

デザイン的には最近出ているクォーツダイバーなどと似たものですが全くのオリジナルのようです。

インダイヤルやGMT針には他にも赤と青がありますがこのイエローは限定のものとなります。

 

外装: 21点

外装はしっかりと角の立った立体的で力強いものとなっています。ベゼルもグランドセイコーとしては珍しくセラミックを使用しています。

また、裏蓋には18金製の獅子のワッペンがついています。この辺りは限定モデルらしさが出ています。

厚みは13,7mmとそこそこ厚いです。クォーツなのでもっと薄くは出来たと思いますがスポーツモデルということであえてこの厚さにしたのでしょう。

 

ムーブメント: 21点

ムーブメントは年差10秒の高精度ムーブメントを採用しています。クォーツでありながら太い針を動かせるなど、クォーツGMTとしては世界最高水準のものです。

 

コストパフォーマンス: 17点

正直ステンレスのクォーツモデルで60万円は高いと思います。

年差10秒の高精度クォーツと高度な加工技術があるのでスイス時計の高級機を比べられる

ステンレスベゼルのクォーツGMTであれば30万円台なのでデザインなどコレでないといけないとというのでなければ30万円台のもので十分かなと思います。