こんにちは、第九十三回目のレビューはグランドセイコー SLGA001です。
グランドセイコー誕生60周年の年に満を持して登場した新世代スプリングドライブモデルとなります。
総合評価: 90点
(各項目25点満点)
デザイン: 22点
非常に押し出しの強い迫力のあるデザインです。一目で高級ダイバーと分かる仕上がりです。
ハイビートダイバーとデザイン的にはほぼ一緒です。
パワーリザーブの位置が10時になったのでこれからのモデルもこの位置になるのか気になるところです。
外装: 23点
外装もブライトチタンにザラツ研磨を施し非常に高級感のある仕上がりになっています。
また、ブレスレットも幅が徐々に薄くなるようになっておりこの辺りはロレックスと比べても高級感があります。
厚みは16mmとかなり厚いです。この辺りは高性能ダイバーなので仕方ないですね。しかしながらロレックスシードゥエラー、オメガプラネットオーシャンよりは薄くはなっています。
ムーブメント: 25点
この時計一番の特徴はなんといっても新世代ムーブメントでしょう。
120時間という超ロングパワーリザーブにして高精度(月差10秒以内)というのを両立しています。また、ロングパワーリザーブ機で避けては通れない精度の大きな差もスプリングドライブという機構で解消しています。
また、ムーブメントはそれぞれ1枚の板で固定することで非常に頑丈なムーブメントになりました。
完璧と思われたスプリングドライブという機構をさらに越えるムーブメントを作るセイコーには脱帽です。
コストパフォーマンス: 20点
従来のモデル(デザインなどは結構違いますが)と比べて1,5倍ほどにもなりますが、あらゆる面でバージョンアップとなっており決して高くはないです。
付属のシリコンベルト単体で3万円以上しますし新型ムーブメントのファーストモデルという価値を感じます。
これもすぐに完売するでしょう。