頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

207回 セイコープレザージュ キングセイコー SDKS005 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百七回目のレビューはセイコープレザージュ キングセイコー SDKS005です。

今年の2月の発表から多くの問い合わせのあるモデルです。一部ダイヤルは入荷がなかなかないほどの人気を博しています。

今後、人気が出てくるようであればシリーズ化するかもしれないので売れてほしいです。

 

 

総合評価: 87点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

デザインは昔のキングセイコーを忠実に再現しています。日付表示もなくしたことは好印象です。

裏蓋に往年の盾ワッペンがついているところもファンには嬉しいですね。

 

外装: 22点

外装は稜線のたった非常に手間隙かけた仕上がりです。シンプルなデザインの為特徴を出しにくい中でもしっかりと高級感の演出を出せています。

 

 

厚みは12,11mmと意外と厚みがあります。

ブレスレットは非常に左右に遊びがるのでつけたときのフィット感は非常に高いです。ブレスレットなのにNATOストラップをしているような感じがします。

 

ムーブメント: 21点

ムーブメントは6R35から日付をなくした6R31を搭載しています。

70時間のロングパワーリザーブを誇るセイコーの汎用モデルの代表機となります。

しかしキングセイコーに載せるには役不足といえます。昔はグランドセイコーに追いつくために共通ムーブメントを搭載していた時代もあったりグランドセイコーと比べてすこし安いという位置づけでした。

なので、このモデルには8Lムーブメントが本当はふさわしいと思います。

 

コストパフォーマンス: 22点

機械は11万円のプレザージュと共通ですが外装の仕上げが別物ですので一クラス上のモデルとすぐわかる高級感です。

また、販売店も非常に限られたところのみとなりますので希少性も高い時計となりキングセイコーというブランドネームもあるので非常にお得感の高いものととなります。