こんにちは、第六十四回目のレビューはセイコープロスペックス SBEX011です。
1968年に登場したワンピース構造の画期的なモデルで、植村氏松浦氏がエベレスト登頂の際に使用していたモデルです。
総合評価: 86点
(各項目25点満点)
デザイン: 22点
ファーストモデルと比べると現代風になっています。3部作のなかで一番ダイバーウォッチらしいデザインだと思います。
こちらはジュネーブ時計グランプリで受賞するぐらいデザインには定評があります。
外装: 23点
外装はこちらも「エバーブリリアントスチール」を採用しています。
防水性を高める為裏蓋の無い構造になっています。これはプロダイバーなどはとても安心できます。
実用時計らしくなくポリッシュ面とサテン面を交互に出して立体感と高級感の両方を出しています。
ケースサイドのポリッシュ面も鏡面にゆがみが無く非常にコストがかかっています。
ケース厚は15,7mmとかなり厚いですし、頭が出ているので付け心地は3部作の中では一番劣ると思います。
ベルトはダイヤカットのはいったシリコンバンド。
ムーブメント: 22点
こちらも同じく8L55を採用。高振動ムーブメントを搭載し安定感は抜群です。
コストパフォーマンス: 19点
ダイバーウォッチで70万円というのはなかなか高いですね。このあたりだと、オメガ、ブライトリングなどとぶつかってきます。
36,000振動の高性能ムーブメント、新開発のケース、限定ということを考えるとこちらを選ぶのもかなり時計を知っている人のチョイスですがありかと思います。