頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー 175回 セイコー プロスペックス SBDX049 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第百七十五回目のレビューはセイコー プロスペックス SBDX049です。

1968年のダイバーモデルの復刻デザインとなります。いわゆるセカンドダイバーです。

 

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総合評価: 91点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 23点

半世紀前のデザインとは思えない完成度の高いものです。昔もセイコーのデザインセンスはさすがです。

また、どちらかというとこのモデルよりも1965年の復刻の「ファーストダイバー」のほうに人気がいっていますが現代の基準からいってこちらのほうがよりダイバーウォッチらしいと感じます。

文字盤のグラデーションも無骨になりすぎるのを和らげる効果もありとても良いです。

 

外装: 24点

素材には新開発のエバーブリリアントスチールを採用(ステンレスの316L,904Lよりも耐蝕性は優れている)した高級モデルです。このエバーブリリアントスチールはもっとも過酷な海洋建造物の素材としても使われていてまさにダイバーズウォッチにとってもっとも信頼性の高い素材です。

ケースもしっかりと稜線がたっていて実用時計として使いにはもったいない仕上がりです。

 

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厚みは13,1mmとそれほどではないものとなります。ダイバーズウォッチとしてはかなつつけやすいものとなっております。

ムーブメント: 22点

ムーブメントはグランドセイコー、クレドール以外のセイコーでは最高級の8Lムーブメントを採用。このムーブメントはセイコーの時計でも特に高級機にのみ採用されている特別なモデルです。

精度はカタログのようなものではなく軽くクロノメーター級には出ています。

 

コストパフォーマンス: 22点

今までの8Lとエバーブリリアントスチールのモデルの中では一番安い価格設定のようです。50万超えている時計ですが競合のグランドセイコー、ロレックス、オメガなどは100万円近いことを考えると相対的にはお得感は高いと思います。

仕上げ、スペックともに上位のスイス時計と同等なので、いいものをさりげなくという人にぴったりの時計ではないでしょうか?