こんにちは、第四回目のレビューはオリエントスターです。
オリエントスターは1951年から始まる歴史あるブランドで現在はエプソンに統合されました。より強固な経営基盤の元腕時計作りをしています。
昭和46年に登場した46系ムーブメントは今も現役で活躍しています。40年前のムーブメントなんて・・・と思うかもしれませんが機械式時計の基本は200年間変わっていませんので半世紀前の機械を現役で使っていてもなんら問題はありません。
むしろ昔のほうが改良を重ねてきた実績があるというのと修理パーツも豊富にあるのでありがたがられたりもします。
このセミスケルトンモデルはオリエントスターの中でも最も人気のあるシリーズです。
文字盤はブラック、ブルー、シルバー、そしてこのエメラルドグリーンなどです。
この時計は大学生から社会人まで幅広く似合います。また、独自に革ベルトやNATOストラップ(ナイロンベルト)をつけて楽しんでいる人もいます。
このオープンが好き嫌い分かれるところでもあるのと若い印象も与えるので対象はやや若めです。
総合評価 81点
(各項目25点満点)
デザイン: 20点
デザイン的にはオーソドックスながらテンプがオープンで表からも見えるのが特徴。おしゃれ印象を与えつつも実用性の高い配置になっています。特に、パワーリザーブ表示、日付、オープンの配置が良いです。
外装: 17点
外装もこの価格帯ながらつや消し艶出しを施しており(通常は全て艶出し)手間が掛かっています。また、ブレスレットも5連で落ち着いた雰囲気、ちゃらちゃらと安っぽい音がしない。ただ、ケース厚が12,2mmと若干厚く、重量が149gと若干重い。これらをもう10%薄く、軽く出来れば申し分ないかと思います。
後はブレスレットのバックルに自分で少し長さ調節できるようなものがあれば良かったです。
ムーブメント: 21点
伝統の46系ムーブメントでパワーリザーブが40時間から50時間へ延長されました。
このムーブメントは長年作り続けてきたアドバンテージで本当に故障が少ない。ほぼ皆無で精度も数十本検査しましたが殆どが10秒/日以下となっています。
コストパフォーマンス: 23点
自社製ムーブメントで改良されても価格が据え置きというが素晴らしい。
これだけの精度と安定感、またメンテナンス体勢もしっかりしていることを考えると非常にお値打ちです。