こんにちは、第五回目のレビューはシチズンのカンパノラです。
天満星(あまみつほし)というモデルで宙空の美をデザインしています。
6時位置のところに漆で金粉をまぶしていて天体の星をイメージしています。
カンパノラの時計には殆どがこの漆を使用しています。漆は英語で「JAPAN」ということで日本らしさを表現しています。
漆というのは何度も何度も塗り重ねないといけないので時間が掛かります。こういうところももっと評価されていいと思いますね。
ちなみにこのモデルの漆は海外の数百万する漆文字盤使ったモデルと同じ素材かと思われます(ケースやムーブメントが違うので価格の単純比較はできませんが)のでよりお得感が高いかと。
カンパノラは一部機械式ありますが逆に割り切ってクォーツモデルに特化したことでデザインと機能勝負をしているところが人気の出ているところです。
総合評価: 78点
(各項目25点満点)
デザイン: 22点
宙空の美をコンセプトに宇宙を感じるデザインになっています。漆を使うとどうしても和物っぽくなりがちですがとてもおしゃれにまとめています。
あとは、このモデル針とかごちゃごちゃしてますが個人的には上手くまとめたなと感じます。
外装: 19点
ドーム型サファイアガラスを採用しばがらも横から見ても時間が視認できるのはさすが。また、装着性を良くする為に裏側にプレートをつけています。
全体的な仕上げはザシチズンほどではないですがこの価格であれば十分及第点です。
厚みは好みの分かれるところ、14,4mmは薄めのクロノグラフウォッチぐらいあります。プライベート用ならばっちり、スーツだとシャツには隠れません。
また、国産時計全体にいえることですがブレスの設定があるのに革モデル→ブレスレットの変更(後日ブレスレットをパーツとして買って取り付けること)が出来ないのは不満です。
ムーブメント: 18点
トリプルカレンダー(月・日・曜日)とムーンフェイズ機能月のソーラークォーツ。
クォーツで3枚のディスクを回すのはかなりのトルクが必要なのでなかなか無いムーブメントではないでしょうか?
また、ソーラーなので電池交換のわずらわしさがないのがとても良いです。
コストパフォーマンス: 19点
この機能で20万円台は確かに安いと思います。とはいえ30万円近くだと他にも候補が出てきて悩ましいところです。
セカンドウォッチと思いきや、このモデル最初の1本目に購入する方が意外に多いのも特徴です。これを1本目?と思わずに思い切って試着してみてください、案外これ1本でいけますよ。