頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー セイコープロスペックス SBDC083 頑張れ国産時計のブログ

 

こんにちは、第三回目のレビューは私がこのブログを書こうと思ったかっかけになったモデルです。

今年発売のSBDC083別名「SUMO」です。

 

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こちらは発売直後から全世界的に売れ行きも好調なようです。なんといってもコストパフォーマンスが凄い。このクオリティでアンダー10万です。

これを初めて見たときの衝撃といったら…。

こちらはブラックダイヤルとグリーンダイヤルがあり現状はなんとグリーンの方が人気があるとか。

 

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総合評価   90点

 

 

(各項目25点満点)

 

デザイン:    22点

「SUMO」というペットネームがつくほど世界的にも人気の高いモデル。旧型と比べてベゼルの数字が細くなりより大人っぽくなりました。

リューズも4時位置になっているので手首にあたって痛いということもありません。

いかにもダイバーではなくスーツにも合わせやすくなりました。

 

外装:     20点

外装は逆回転防止ベゼル、エクステンションブレスなどダイバー要素が詰まっていて仕上げもこのクラスではかなり良い仕上げ。しかし、やはり全体的に重いというのがネック。もう少し軽くできれば良かったです。(ロレックスサブマリーナより10%重い)

ケース厚は12,9mmなのでダイバーでは標準かちょっと薄くなっていてかつブレスにかけて手首に沿うように設計されているのでのでつけ心地はいいです。

プロスペックスの他のモデルと同等の仕上げで安いのでその辺りはかなり良心的です。

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ムーブメント:    23点

ムーブメントは新型の6R35を搭載。最大70時間以上のロングパワーリザーブ仕様で実質精度は10秒/日で極めて優秀なムーブメントを搭載しています。この価格帯ではちょっと競合がいない状況です。

コストパフォーマンス:    25点

他のブランド、他のプロスペックスと比べても最もコストパフォーマンスが高いと言えます。

この価格で出したことで今後出るスポーツウォッチは意識せざるを得ないでしょう。

 

機械式時計を最初に買おう、ロレックスやオメガを持ってるがセカンドウォッチとしてというのであれば是非これは一度検討してみてください。

絶対に後悔しない時計販売員がオススメする珠玉の一本です。