こんにちは、第三百五十二回目のレビューはクレドール ロコモティブ GCCR999です。世界の時計業界で最高のデザイナーであるジェラルド・ジェンタ氏が手がけた国産唯一のモデルとなります。
総合評価: 92点
(各項目25点満点)
デザイン: 23点
このモデル外装以上に文字盤が非常に手が込んでいます。デザイン画に忠実に1600本もの線を全て手彫りで仕上げています。さながらブレゲのギョーシェ文字盤のような手の込みようです。(ブレゲは18金の文字盤に手動旋盤)
叡智Ⅱなど数多くのすごい文字盤を作り続けてきた技術がこのロコモティブに十分に活かされています。
外装: 25点
外装はこれまた非常に手が込んでします。特にベゼルのネジお立体感はオーデマピゲのロイヤルオーク以上の仕上げです。ブレスレットも手首にいくほど細くなる仕上げで現在は主流ではありませんがこちらのほうがよりコストがかかってしまいます。
厚みは8,9mmとオリジナルに忠実に仕上げました。厚く見えますがとても薄くこれもデザインが優れています。
ムーブメント: 22点
ムーブメントはCR01となっています。クレドール専用の薄型ムーブメントとなっています。金メッキとブルースチールネジといった仕様変更が施されておりベースは6Lでしょうか?精度はグランドセイコーほどではないと思いますが必要にして十分な精度といえます。
コストパフォーマンス: 22点
180万円台と非常に高額ながらわずか300本のためにケース、ブレス、文字盤を作成しているので非常に贅沢のモデルです。
すでに完売しているので買うことは出来ないですが中古市場でも定価よりも高くなってしまいそうです。