こんにちは、第二百九十回目のレビューはザ・シチズン AQ4103-16Eです。「砂子蒔き(すなごまき)」と言われる伝統的な技法を用いて粉末状にした金沢の金箔を、土佐和紙に施した印象的なダイヤルです。金箔といえば金沢ということで毎回完売するモデルです。
総合評価: 95点
(各項目25点満点)
デザイン: 24点
2020年に出た金箔第一弾は文字盤が白でしたが今回は黒にしたことでより金箔がハッキリでます。また、文字盤には黒和紙を使用しており非常に高級感があります。金箔も一つ一つ手作業ですので非常に手間隙のかかったものとなっています。
外装: 24点
外装にはデュラテクトゴーーるどを施しこういう色のついたものでネックになる色落ちが非常にしにくくなります。また、硬度も通常にチタンの4倍程度あるの耐傷性も高くなっています。ケースサイズも38,3mmと絶妙に日本人にあったものとなっています。
厚みは12,2mmと薄くはないですが十分な付け心地のいい厚みとなっています。
ムーブメント: 24点
年差5秒とグランドセイコーの特別調整モデルと同等の精度が標準装備でかつ永久カレンダーもついている高性能なものです。
ソーラー駆動で年差5秒というのは調整が非常に大変で現状世界でシチズンしか作れないものとなっています。
コストパフォーマンス: 23点
通常モデルよりもやや高くなっていますが一つ一つ手作業の文字盤のある時計で40万円ということでお得感は高いです。
金箔というのも日本らしいので今回も相当に印バウンド需要も旺盛かと思われます。限定本数も350本と少なめなので気になる方は早めに店頭へどうぞ。