頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー 156回 グランドセイコー SBGH289 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第百五十六回目のレビューはグランドセイコー SBGH289です。

以前あった600Mダイバーの新型となります。

 

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総合評価: 86点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

デザインはオーソドックスなダイバーズウォッチといった外観です。ISOの基準が変わったようで3時位置にも夜光塗料が必要らしくこのモデルもスプリングドライブモデルも変更になりました。

文字盤に新たにブルーが追加されたのは嬉しいですね。

 

外装: 20点

外装は同クラスのダイバーズと比べるとワンランク上の仕上がりです。ブレスレットも5連となっておりスポーティさとラグジュアリーさの両立が図られています。

残念なのはベゼルがセラミックでもサファイアでもなくステンレスにIP加工ということです。おそらく実際に生業として使う人のことを考えてぶつけても安く好感できるようにという配慮だといえます。このモデルからベゼルのみ簡単に取り外しが簡単になっているのもその理由です。

しかし、高級感という点においてはセラミックにしてほしかったです。

 

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厚みは14,7mmと600M防水の17mmよりもかなり薄くなりました。

 

ムーブメント: 22点

ムーブメントはハイビートの9S85を搭載しています。9SA5が出たあとでもまだまだ第一線級のスペックですので使用しています。

 

コストパフォーマンス: 22点

ロレックスのサブマリーナよりも約20万円安い価格設定で防水性能はやや劣るものの外観はこちらのほうが高級感があるのでブランドネームを気にしなければ(グランドセイコーも十分ブランドですが)こちらのほうがお勧めです。

メンテナンス価格もロレックスよりも3割ほど安いので維持費も抑えられます。