頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

299回 キングセイコー SDKA009 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百九十九回目のレビューはキングセイコー SDKA009です。こちらは特に110周年というわけではなく普通の限定モデルとなります。

 

 

総合評価: 86点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 21点

デザインはシンプルなホワイトシルバー文字盤ですが菊を模様にしています。

パッと見では分かりませんが陰影が出て装飾と共に文字盤も見やすいものとなっています。

風防のサファイアもボックス型となっておりクラシック感が強調されているのも良いですね。

 

外装: 22点

ケースは39mmと少し大きいものとなっています。ブレスレットもクラシックながらしっかりと厚みを持たせて耐久性も高くなっています。

 

厚みは10,7mmと自動巻きの時計としては薄いほうです。ムーブメントの薄さを活かしたものとなっています。通常モデルよりも1,3mmも薄くなっているので流石です。

 

ムーブメント: 21点

セイコー現行機種において最も薄い自動巻きである6Lを採用しています。

クラシックな時計なのでこの薄型ムーブメントがピッタリです。

グランドセイコーが機械式で80万円くらいになってきているので思い切って8Lムーブメント搭載して40万円台前半にすればいいと思います。

 

コストパフォーマンス: 22点

限定モデルでありかつ革ベルトも付属でつくのに10%弱の値上げにとどまっています。非常にお得感が高いです。また、600本と比較的少ない限定本数なので凄く人気が出そうです。