頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

209回 レビュー セイコー キングセイコー SDKA003 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百九回目のレビューはセイコー キングセイコー SDKA003です。昨年に登場したシルバーダイヤルのゴールドインデックスバージョンです。

もう少し安いキングセイコーにばかり目がいきあまり目立ちませんがこちらもすぐに完売するでしょう。

 

 

総合評価: 86点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

デザインは前作に続いて二代目キングセイコーのデザインを復刻しています。

前作は全てシルバーでまとめていましたが今回は金インデックスを配したよりメリハリのあるデザインになりました。

 

外装: 22点

こちらも今のセイコーらしい稜線のはっきりした高級感のある作りこみとなっています。

裏蓋の盾ワッペンも昔を知るひとには懐かしいのではないでしょうか?

 

厚みは11,4mmと自動巻きにしては薄いほうです。またラグが下に向いていますので装着性も高いです。

 

ムーブメント: 21点

ムーブメントは6L35を搭載しています。このムーブメントは薄さが特徴で汎用機である6R15と比べて1,3mm薄い4mmという厚みです。これはスイス時計の傑作ムーブメントETA2892-A2とほぼ同じ厚み(2892-A2は3,9mm)です。精度はまあまあの精度となっています。

 

コストパフォーマンス: 21点

前作にあわせて38万円となっていましたがこれだけインフレなっている中で価格据え置きは頑張ったと思います。

こちらのほうがよりクラシカルな雰囲気になっていますので前作よりもこちらのほうが人気が出るのでは?と思います。