頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

233回 シチズンアテッサ AT8187-75E 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百三十三回目のレビューはシチズンアテッサ AT8187-75Eです。アテッサ35周年の最後を飾る限定モデルとなります。

 

 

総合評価: 90点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 23点

宇宙をテーマにしたモデルということでケースは黒と青に統一されています。また、文字盤にラメをいれて銀河をイメージさせています。

世界初のDLCブルーの色は黒になじんで非常に上質感のあるものとなりました。

 

外装: 25点

外装はなんと言ってもDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)ブルーです。このブルーは着色などではなくイオンコーティングと呼ばれるもので目の錯覚のようなもので青く見えるようです。通常はチタンやステンレスにつけることは出来ますが比較的取れてしまいやすいといわれますのでグランドセイコーでも定期的に限定モデルでローターにIPコーティングしていますが触らないようにすることで対応しています。

また、一部ブライダルリングにもこのIPコーティングがありますがこれは取れてしまいますが再どコーティングすることで対応しているものと思われます。

シチズンの場合はDLCという非常に硬い加工で青くしているので耐傷性が極めて高いものとなります。この手法をとれるのは世界でもシチズンだけです。素晴らしいとしかいえません。

 

厚みは10,8mmで通常モデルと同じとなります。

ムーブメント: 20点

ダイレクトフライト機能付きの電波ソーラーモデルとなります。リューズ操作で簡単に海外の時間に調整できます。

 

コストパフォーマンス: 22点

ベースモデルよりも3万円高くなっています。しかし独特のブルーのDLCなどシチズン独自の高い工作精度が備わったモデルということで非常にお得感は高いです。

相当に人気のあるモデルなのでなかなか購入できないと思いますが店頭にありましたら是非青の色味をみてください。