頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー シチズンアテッサ AT8040-57E 頑張れ国産時計ブログ

こんにちは、第八回目のレビューはシチズンアテッサAT8040-57Eです。

前回レビューしたオシアナスの競合モデル?となりますので続けてレビューします。

 

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アテッサAT8040-57E ¥100,000(税抜)

こちらは何年か前に日経新聞で10万円前後の時計で日本一のセールスというモデルで載っていました。確かにいまだによく売れています。

 

まずはなんといっても見た目が良いですね。クロノグラフのデザインを入れていてスポーティでありながらもラグジュアリー感も出しています。

 

最近はカシオのオシアナスで同じく10万円でライバルになるモデルが出てきて(OCW-T2600-1A2JF)食われている面もありますが登場から7年でいまだに第一線のセールスは立派です。

 

総合評価: 84点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 23点

この時計はデザインが性能を凌駕しているためいまだに第一線でいられているのだと思うぐらいデザインが素晴らしい。

ブラック/グレーの2トーン文字盤と全体的なスマートさが持ち主をさらに知的に見せます。

 

外装: 21点

チタンケースはシチズン同時のデュラテクト、表面硬化処理により普通のチタンの約5~6倍の強度になり傷に強くなっています。ガラスもサファイアガラスにクリアコーティングが掛けられていて指紋がつきません。

また、これだけ多針にもかかわらず厚みがアンダー10mmの9,7mm。これはシチズン狙ってますね。ケースサイズも41,5mmと丁度良いサイズです。

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そして、バックルは微調整可能なスライド機構付です。これは結構使いますよ。

これは最近の国産時計のミドルレンジ以上は標準装備されてますね。

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ムーブメント: 17点

2012年で既に新型がいくつか出てきているので新しさや革新性には乏しいですが、ダイレクトフライトというリューズ操作で即座に外国の時間に合わせられるのはこれに慣れると他がかったるく感じます。

また、シチズンは短針が動く為他社よりも早く時間が合います。オシアナスと違って文字盤で一度にホームタイムとセカンドタイムが見えないのは残念。それは上位機種のモデルに搭載されています(ダブルダイレクトフライト)

 

コストパフォーマンス: 23点

2012年の初登場から値上げしていないのも偉いですが、デュラテクトチタンと電波、ダイレクトフライトとビジネスマンに心強い機能が揃っていて安っぽくないデザインということで特に仕事で使うには非常に推したい1本です。