頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー オシアナス OCW-T2600-1A2JF

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OCW-T2600-1A2JF ¥100,000(税抜)


こんにちは、第7回目のレビューはカシオおのオシアナスOCW-T2600-1A2JFです。

こちらは後日レビューする予定のこの価格帯のカテゴリーキラーであるシチズンアテッサAT8040-57Eにぶつけてきたモデルであろうと思われます。

 

現状はオシアナスの方が種類が多いので(7種類もある)ので一概には言えませんがかなり良い勝負してます。

おそらくこれからオシアナスの中核モデルに成長するポテンシャルを持った隠れた名作です。

 

デザイン的にはシチズンアテッサよりもカジュアルなので若い方に支持されているようです。

 

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総合評価: 82点

 

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

そつなく、売れるデザインに仕上げている。また、ON/OFFどちらも使ってもらえるようなカジュアル感があるのも良いです。

クロノグラフの配列にしたのもかっこいいです。

インダイヤルのカラーにブルーの差し色の入っているモデルの方がオシアナスらしくて人気がおります。

 

外装: 20点

ザラツ研磨を施しクラス以上の仕上がり、ケースもチタン製で軽くて着けやすいです。

ブレスレットは上位機種よりも安価に仕上げた分そのまま反映されています。

ただ、この辺りもカジュアルさの演出と考えれば大した減点にはなりません。

厚みも10,7mmとまあ頑張っている方です。ちなみにアテッサはかなり努力して9,7mmの薄型になってます。

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ムーブメント: 17点

何年か前だと16万円以上していたのが量産でここまで安くなりました。

GMT機能もありホームタイムとセカンドタイムが一目で見れるのは良いですね。

 

コストパフォーマンス: 23点

オシアナスのこれだけの機能が付いたモデルが10万円で買えるというのは嬉しいです。

逆に上位機種がこのモデルが出たおかげで鈍くなっていると仲間の時計店からも聞かれるぐらい・・・。

仕事でもプライベートでも使いやすい1本です。