頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー 173回 シチズン エコドライブワン AQ5010-01L 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第百七十三回目のレビューはシチズン エコドライブワン AQ5010-01Lです。

厚さは世界最薄の1mmソーラームーブメントを搭載した意欲作の普及モデルとなります。

 

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総合評価: 92点

(各項目25点満点)

 

デザイン: 23点

デザインは無駄をそぎ落としたシンプルで上品なデザインです。ベゼルも薄く仕上げており36,6mmというケース径ながら小さく見えないので幅広い腕周りの人に対応できるものに仕上がっています。

初めて文字盤にスモールセコンドを配置して秒針を持たせました。これもザシチズンの新作が好評だったためのでしょうか。

 

外装: 21点

外装はステンレスにデュラテクトプラチナを施したものとなっています。

最初のモデルがデュラテクトaだったのと比べると劣りますがこれでも十分な耐傷性があります。

 

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厚みはほかのモデルよりも約1mm厚い4,5mmとなっています。スモールセコンドを載せた分厚くなっています。厚くなったとはいえほかと比べると圧倒的な薄さなのは間違いありません。

 

ムーブメント: 24点

ムーブメントは完全自社開発の世界最薄ソーラームーブメントを搭載しています。

高級時計の代名詞ともいえる薄型化をものすごい技術で成し遂げました。

ネジ1本から自社開発するという熱意はすごいです。

 

コストパフォーマンス: 24点

世界限定80本という超希少なモデルです。また、現行のエコドライブワンの中でもっとも価格が安いというのもおススメです。

価格は30万円台なのでスイス製の中級ブランドと同価格帯となりますがこちらのほうがモデルの格的には遥かに上です。エコドライブワン全体にいえることですがこれだけのムーブメントを搭載して概ね50万円以下というのは破格の安さです。