頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

374回 グランドセイコー SLGW005 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第三百七十四回目のレビューはグランドセイコー SLGW005です。

1968年に商品化され、ブランド初の10振動手巻きモデル「45GS」の復刻デザインです。

 

 

総合評価: 91点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 23点

デザインはクラシックなものでグランドセイコーに非常に合います。さまざまなブランドがありますがこういう復刻モデルが似合うというのは歴史がないと出来ないのでこのグランドセイコーとロンジンくらいのものでしょう。(時計の復刻ブームはロンジンが最初でした)

ロレックス、オメガと競合していますが、この高級時計で復刻でとなるとこの2社を大きく引き離して魅力的です。

 

外装: 22点

この限定モデルのために専用のケースが作られるということで非常に贅沢です。もしかしたらレギュラーとして出てくるかも知れませんがケースの稜線がいたるところで立っていて高級感があります。

 

厚みは10,4mmと通常モデルよりも1mm厚くあっています。手巻きはやはり薄くないと魅力が半減するのでここは頑張ってほしかったところです。

 

ムーブメント: 24点

この手巻きムーブメントは手で巻いた時に昔の時計を思わせるような巻き心地を再現しています。裏からのムーブメントもとても美しく仕上げられています。

 

コストパフォーマンス: 22点

発表後非常に問い合わせの多い限定モデルですぐにこのモデルは完売するでしょう。

価格も通常の手巻きモデルがブリリアントハードチタンという違いはあれどステンレスなので少し安くなっています。