頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

268回 セイコー5スポーツ SBSA229 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百六十九回目のレビューはセイコー5スポーツ SBSA229です。

各ブランド人気のターコイズ文字盤モデルとなります。

また、今年からセイコー5スポーツは特約店ではなく全ての店舗で展開が可能になりましたので今まで以上に目にする機会が多くなっています。

 

 

総合評価: 84点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

こういうカジュアルウォッチにはこのようなポップな色の文字盤はとても良く似合います。セイコー5スポーツというと機械式時計の入門機として若い人に特に人気がありますがそういった人にピッタリです。

 

外装: 20点

機械式時計で4万円というのはスイス時計でもない価格(ティソのスイスマチックでも7万円します)なのでこの値段を考えたらよく出来ているほうです。

ポリッシュ部の磨きなども上位モデルと比べると劣りますが実用時計なので気にしなくてもいいと思います。

 

厚みは12,1mmで従来機よりも薄くなっています。

 

ムーブメント: 19点

ムーブメントは4R36で機械式時計では最も安価なものとなります。(海外では1Rというさらに安価なモデルもあるようです)日差が-35秒~+45秒とカタログ上はものすごいことになっていますが実際はその半分くらいの精度です。

 

コストパフォーマンス: 23点

これだけ各社値上げラッシュのなかで値上げしているとはいえ機械式時計が4万円というのは非常にお得だといえます。このモデルでも十分に機械式時計の楽しさを感じることができるのでスマートウォッチにするくらいならこちらのほうがお勧めです。