頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

210回 レビュー グランドセイコー SBGP017 頑張れ国産時計のブログ

こんにちは、第二百十回目のレビューはグランドセイコー SBGP017です。

44GSケースで人気のスカイブルーダイヤルです。発売前からものすごい人気で既に完売してしまってます。

 

 

総合評価: 87点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 23点

デザインは非常にまとまりのあるものとなっています。文字盤は信州の雲海をイメージしたもので薄いスカイブルーと相まって非常に品のあるものとなっています。また、6時位置の特別調整モデルの特徴である星もワンポイントになっています。

グランドセイコーの表情のある文字盤はいくつもの型を何度もプレスして作りますが通常の文字盤の数倍の手間がかかっています。

 

外装: 23点

44GSの外装、特にラグの部分が他ブランドでは作れないザラツ研磨と平面の組み合わせとなっています。この平面は少しでもゆがみがあるとすぐにわかってしますので非常の高級感あります。

 

厚みは10,7mmとクォーツとはいえ薄いケースとなっています。

 

ムーブメント: 21点

ムーブメントは特別調整の施されたものとなっています。通常のグランドセイコーのものより倍の精度(年差±5秒)となっています。とはいえ、ザシチズンは通常でこの精度ですのでものすごく良いというわけではありませんがそれでもすごい精度です。

 

コストパフォーマンス: 20点

通常モデルが37万円位ということを考えると約7万円高いですが専用の文字盤と限定本数ということからまた、すぐに完売したことからも非常に所有欲を掻き立てるものなのでしょう。

まだ、置いてある店があればお勧めです。