こんにちは、第百五十二回目はレビューではなく今年新たにサービスに加わったグランドセイコーの「外装リペアポリッシュサービス」がすごいサービスなので号外としてご紹介します。
一般的にオーバーホールをするときにサービスとしてついてきている研磨仕上げはライトポリッシュという位置付けで傷を取る作業となります(深い傷は消えない)。へこみやえぐれるような大きな傷はどうにもならないのでケース交換で対応するのがほぼ全てのブランドで行っています。
そうすると修理代としてオーバーホールに加えて数十万円も追加で掛かってきます。なるべく安くかつちゃんと直したい・・・こういった要望に応える形でグランドセイコーは今年から外装リペアポリッシュサービスが生まれたのだと思います。
おそらく世界中のブランドでこのサービスを行っているのはグランドセイコーのみです。というのも大きな傷には同じステンレスで埋める必要があるのですが金と違ってステンレスは素材の性質上埋めた後がわからなくさせるなどの点で格段に難易度が上がります。
メーカーとして修理する以上顧客も完璧を求めますがそういった課題がクリア出来たのでしょう。素晴らしいことです。
しかも修理代が2万円ぐらいと破格の安さです。一箇所につき2万円であっても十分安いですが何箇所もあったとしてもこの価格なのですごい企業努力です。
実際にこのサービスを使うかどうかといえば99%の人は使わないサービスですがこれ以上ないブランドのレベルの高さを見せ付ける良い事例です。
是非他社も追随してほしいサービスです。