こんにちは、第百五回目のレビューはオリエントスター スケルトン RK-AZ0001Sです。
パッと見はほとんど違いがありませんが全体的に大幅にグレードアップしています。
総合評価: 89点
(各項目25点満点)
デザイン: 22点
見た目はほとんど変わりませんが、スケルトンの仕上げが大きく手を加えています。特にテンプ周りの仕上げに面取りを施していたり、裏側の地板の仕上げのコートドジュネーブもより細かく深くなりました。
特に正面から見たときの面取りは見た目に大きく影響してきますので結構コストかけたなという印象です。
外装: 20点
外装はそこまでの変化はないようです。裏蓋の窪みが新型はより深くなりメンテナンスしやすくなりました。リューズもオニオン型となりより操作しやすくなっています。
厚みは10,6mmと旧型と同じとなっています。ラグの形状はより逞しいものとなりました。
ムーブメント: 24点
ムーブメントは今回シリコン製のガンギ車を搭載しています。しかもこれは自社製とのことです。シリコン製品を自社で製造できるのは世界でもほとんどありません。ものすごい技術力です。
これにより抵抗が大きくさがりさしたる手も加えずにパワーリザーブが50時間から70時間へ大幅に伸びました。
精度も新型は10秒ほど改善されています。スケルトンはどうしても精度出しにくい中でお見事です。
コストパフォーマンス: 21点
オリエントスターではもっとも高い部類になりましたがフルスケルトンでこの価格はなかなかないというのも確かです。
旧型が5万円も安いので迷うところですが今なら両方とも見比べられますので一度専門店へ行って見比べてみるのもありかと思います。