頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー ザシチズン 25周年モデル AQ4070-50A 頑張れ国産時計ブログ

こんにちは、第八十九回目のレビューはザシチズン 25周年モデル AQ4070-50Aです。

前回人気を博した金沢金箔モデルの第二段です。

 

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総合評価: 94点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン:22点

デザインはシンプルです。しかしその中にもザシチズンらしさが出ています。

特にこのモデルは文字盤に尽きます。上品なプラチナ箔をのせた土佐和紙がとても良いですね。土佐和紙は1000年以上の歴史のある国指定の伝統工芸品で和紙の中でも最も薄く作ることができるのが特徴です。

ここに金沢金箔の技術で作ったプラチナ箔をのせています。

 

外装:24点

外装はチタンにデュラテクトプラチナをコーティングしています。ステンレスよりもより白く輝いています。

また、こちらもザシチズンの名にふさわしくエッジが立っていて非常に高級感があります。

 

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厚みは12,2mmとやや厚いですですがここまでの厚さは感じません。おそらく裏蓋側に厚みを持っていて正面から分かりにくくした為でしょう。

 

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また、グランドセイコーと同じくスクリューバックの裏蓋は全てイーグルが真上を向きます。そしてなんと電池交換等しても基本的には同じようにイーグルが真上を向くそうです。これはシチズン以外のメーカーでは不可能ですのでものすごい技術を持っているメーカーです。

 

ムーブメント:24点

年差5秒のソーラー、これもシチズン以外では不可能な技術といえます。

世界一薄い和紙を採用していて通常モデルと充電能力に差が無いのも素晴らしいです。

 

コストパフォーマンス:24点

現在通常モデルで37万円ぐらいしているので限定でなおかつプラチナ箔を使用しているこちらの方が安いです。そういう意味では非常にお得感があります。

限定350本という少なさも魅力ですし、前回の金箔モデルよりも日常使いしやすいですね。