頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー グランドセイコー レディス STGK015 頑張れ国産時計ブログ

こんにちは、第七十八回目のレビューはグランドセイコーレディス STGK015です。

こちらは新開発のレディス専用ムーブメントの60周年記念限定モデルです。

 

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総合評価: 86点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 23点

デザインはオーソドックスで一目でグランドセイコーと分かるものとなりました。

グランドセイコーブルーのマザーオブパール文字盤とダイアモンドが限定らしさを醸し出しています。

 

外装: 21点

外装もしっかりとザラツ研磨を施し上質な仕上がりです。

また、ベゼルダイアはダイアモンド同士が非常に密接していて高級感と輝きが増しています。これはダイアモンドを留める技術が高い証明でもあります。ダイアモンドセッティングはクレドールの工房を使っているのでしょうか?非常に繊細です。

厚みも11,2mmとレディスの自動巻きの中では最薄の部類だと思います。これは素晴らしい。

 

ムーブメント: 22点

レディスで自動巻きの要望は少ないだろうという大方の予想を裏切り非常に強力なセールスです。このムーブメントを載せたモデル2型も非常に入荷が厳しく常に品切れとなっています。

精度もメンズのクロノメーターに匹敵する高精度を実現。

全くベースがないところから一から新たに機械式ムーブメントを開発というのはさすがです。

 

コストパフォーマンス: 20点

価格が100万円以上でさすがに安いとはいえませんが、60周年、限定300本という希少性と美しい文字盤が唯一無二の感じがします。

写真よりも実物の方が