頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー ザシチズン AQ1060-56W 頑張れ国産時計ブログ

こんにちは、第六十一回目のレビューはザシチズン AQ1060-56Wです。

文字盤はザシチズンの代名詞ともなった土佐和紙を採用。今回は浜辺のような雰囲気の真砂「まさご」文字盤となっています。

それにしてもシチズンはよく和紙の着想を得ましたね。独特の風合いがとてもいいと思います。

 

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総合評価: 90点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

デザインはザシチズンらしいシンプルなものです。今回珍しく10時位置にパワーリザーブインジゲーターつけています。ここが白蝶貝を使って表情が出ています。

個人的にはインデックスなどの金色の配色のバランスはザシチズンのほうがグランドセイコーよりもいいと思います。

ブレスレットも専用の7列バンドですしケースも何気に専用設計になっていて贅沢です。これはスイス時計では絶対にやらない(やれない)手法ですね。

 

外装: 23点

シチズン独自のデュラテクトプラチナを採用。ステンレスの4倍ぐらいの硬さが特徴です。いまだに他社が真似できないのは如何にシチズンの技術力が凄いかということでしょう。

ブレスレットの駒もチタンなのにネジ式になっていて結構大変なことをしています。

これはおそらくスイス時計含めて他社ではないと思います。

 

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厚みは12,2mmと実用時計としては標準的な厚みです。ケース径が38,3mm

ムーブメント: 23点

ソーラー時計の年差5秒という非常に高精度なムーブメントです。ソーラーで精度を出すのは非常に難しい技術です。

 

 

コストパフォーマンス: 22点

わずか限定250本というのと専用ケース・ブレスレット、さらに換えの革ベルトまでセットになっています。安くはありませんが非常にお勧めです。

実際つけてみると分かりますがグランドセイコーと比べて付け心地が結構違います。

どちらが良いということは無いのですがつけ比べるのも面白いです。