頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー グランドセイコー STGK007 頑張れ国産時計ブログ

こんにちは、第四十九回目のレビューはグランドセイコーSTGK007です。なんと初めてのレディスウォッチのレビューです。

今まではメンズのムーブメントに極力小さいケースに収めて販売していましたがさすがにそれでは通用しなくなったのか新たにレディス専用を自社で開発してきました。

以前にテレビ番組で紹介された限定モデルは瞬く間に売り切れてしまいました。

こちらは通常モデルで、女性の技術者が全てく組み上げているわけではないと思いますが入荷が極めて少ないモデルです。

 

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総合評価: 87点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

細かいところですが女性用らしくメンズと違って角をなだらかに優しい仕上がりにしています。

また、ダイヤモンドインデックスとブルースチール針も非常に上品に仕上がっています。

 

外装: 21点

角をなだらかにしながらも稜線はしっかりとたっておりさすが国産最高峰です。

ポリッシュ面をメンズよりも少し多めにしているのでキラキラしていて女性らしさが出ています。このキラキラもザラツ研磨でより一層引き立っています。

 

 

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厚みは11,2mmとロレックスの9,5mmと比べると厚いですが重心が極力下に下げている為安定感があって違和感はありません。

 

 

ムーブメント: 22点

あらたに新開発&製造した9S27を搭載。クロノメーターよりも精度の良い+8~-3秒に落とし込んでいます。

このあたりはレディスの機械式では最も良い精度かと思われます。

また、50時間持続するので2日空けても動き続けます。

 

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コストパフォーマンス: 22点

競合ブランドのロレックスの約100万、オメガの約80万と比べてもお得感は高いです。

60万という価格だとスイス時計のクォーツのダイヤモンドインデックスと同じぐらいです。

レディスオートマチックはそんなに多くのブランドが展開しているわけでもないので非常に人気がありあればすぐ無くなってしまいます。

願わくばバリエーションを今の2アイテムから少なくとも10アイテムぐらいに増やして欲しいですね。