こんにちは、第四十八回目のレビューは新作のザシチズンAQ4042-01Pです。
ケースに初めてデュラテクトゴールドを採用し、土佐和紙と金澤金箔を施した25周年にふさわしい特別なモデルです。
どうしてもグランドセイコーの陰に隠れてしまっている印象がありますし、ザシチズンが正当に評価されてないというのもまだまだ見る目を養う必要を感じさせられます。
総合評価: 94点
(各項目25点満点)
デザイン: 22点
デザインはシンプル3針時計の顔です。さりげなく文字盤にイーグルがありザシチズンと分かるようになっていますし。
文字盤が一目でこの時計が只者でないことをさりげなく主張しています。
全体的に華美すぎず良いと思いますし、デュラテクトゴールドの色合いも少しくすんだ感じが良いですね。
外装: 24点
初めてケース全体にデュラテクトゴールドを施した意欲作です。この技術は通常のゴールドの見た目のまま約50~100倍の高度にした革新的技術です。
そして、よく見ると部分的にポリッシュ仕上げを施しそこにデュラテクトゴールドを施していますが、以前話を聞いたらつや消しへのコーティングは比較的簡単だが歩立秋仕上げの上へのカラーコーティングは均一になりにくいらしくとてつもないコストがかかるそうです。
耐久性と美しさを備えた唯一無二の素材に仕上がっています。
また、ひとつひとつ手作業で仕上げを行う文字盤もこだわっています。金と白のバランスがとても良いですね。これは限定にしないと手間がかかって仕方ないですね。
厚みは12,2mmと標準的です。もっと薄くも出来たと思いますが、ソーラーセルがあるのでこれぐらいが限界かもしれません。ラグが下に向かっているのとケースも38mmなので付け心地はとてもいいです。
それにしてもシチズンの切削レベルは世界でもトップクラスです。いわゆる雲上ブランド比べても遜色ありません。
ムーブメント: 24点
グランドセイコーよりも上の年差5秒、そしてパーペチュアルカレンダー装備と素晴らしいです。
コストパフォーマンス: 24点
これだけ手間隙かけて通常モデルよりも2万円高いだけなので非常にお得です。
この時計をしていると本当に見る目のある人がさりげなく良い時計をしているという印象を受けます。
事実、ザシチズンはグランドセイコーと並び企業経営者の方に結構選ばれています。
いわゆるいばりの効く時計ではありません、その逆に位置する時計ですがこれはそれだけの価値のある時計です。