こんにちは、第二十一回目のレビューはカンパノラ コスモサイン CTV57-1231です。
カンパノラの中でも圧倒的人気NO1がこのコスモサインです。
今年はこちらのレディス?サイズになるのか、小さいモデルも登場します。
こちらは北緯35度の恒星、星雲、星団を忠実に再現したもので、天文学者もこちらの開発関わっているそうです。
天体時計だとパテックフィリップが有名ですがこれらの時計で機械式だと2000万円以上して現実的な価格ではありませんが、こちらは25万円ということでぐっと現実的な値段となっています。
しかも文字盤には所狭しと北緯35度の全星座、1027個の恒星、166の星雲・星団を載せている超本格的な天体時計です。
空は数十万年では変化はほとんどないので、文字盤を見るたびにきっとこの星空をアレクサンダー大王やナポレオン、織田信長なんかも同じものを見ていたかと思うと感慨深いものがありますね。
総合評価: 86点
(各項目25点満点)
デザイン: 24点
デザインは完成されています。他に無い文字盤と必要にして十分なケースサイズはシチズンさんは相当に計算しています。ちなみに今年登場する小さいサイズのものは星座の数は少なくなっています。
パッと見て目を引くデザインもまた素晴らしいです。
外装: 22点
ケースは全体的にポリッシュ仕上げですが同じポリッシュでも仕立てが良いので輝きも同価格帯のスイス時計よりかなり良いです。
また、天体時計らしくサファイアガラスもドーム型になっています。
ケースサイズ44mmは大きく感じるかもしれませんがこれだけの天体を文字盤に組み込もうと思ったらこれが限界だったと思います。厚みも14,5mmと三針時計にしてはかなり厚いですが宙空の美ということで立体感を出したかったのとドーム型サファイアガラスの為で全てに理由があるので納得です。
ケースは着け心地を良くする為にカーブさせており、革ベルトのところに稼動板を配することでさらなる装着性と表から見たときに隙間が見えなくし高級感を出すことに成功しています。
また、こちらはDバックルというのも良いですね、革も傷まなくてありがたいです。
ムーブメント: 16点
ムーブメントは通常のクォーツだと思いますが通常のクォーツで重たい文字盤ディスクを回転させられるのか?しかも基本的に3年寿命電池なのでトルクを向上させたチューニングムーブなんでしょうか?
意外と謎が多いムーブメントです。
コストパフォーマンス: 24点
超本格的な天体時計で25万円は破格の安さです。しかもつけていて全然安っぽくなくクォーツながら普段使いできるコンプリケーションウォッチです。
トゥールビヨン、ミニッツリピーター、永久カレンダーに続くコンプリケーション機構のこの天体時計を手の届く値段で身につけられるのはとても魅力的です。