頑張れ国産時計のブログ

国産4大ブランド(セイコー、シチズン、カシオ、オリエント)を実際に販売員の立場からレビューしてます。日本の時計は非常に高品質でありながら価格的にはとてもお得感のあるものばかりですが販売している現場の人間としてもっと評価されるべきだと感じています。是非、これから国産時計を買おうかまた、スイス時計を買おうかという人にも参考になればと思います。

レビュー オリエントスター レトログラード RK-DE0301L 頑張れ国産時計ブログ

こんにちは、第十九回目のレビューはオリエントスターレトログラードです。

 

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レトログラードとは円を回って日付などを示すのではなく、扇状の半円の端までいくと元に戻っていくというものです。

機構としてはカタツムリのようなパーツを使用して一気に戻すので見た目以上に複雑な機構となっています。

昔はレトログラード機構一つ付くと約50万というのが一般的でした。最近はもっと高くなってしまいましたのでこのオリエントスターのアンダー10万円というのは驚きです。

 

オリエントスター レトログラード RK-DE0301L ¥95,000(税抜き)

ステンレススチール 自動巻き デイデイト レトログラード

総合評価: 85点

 

(各項目25点満点)

 

デザイン: 22点

針の数が6本もありごちゃごちゃしそうですが非常に上手くまとめていると思います。

文字盤のブルーもとても大人っぽい色で良いですね。

細かいところですがスイス製のパワーリザーブモデルは満タンに針を持っていっても全然違うところ指しているものもあり気になりますがオリエントもグランドセイコーもしっかりと最後まで指しているのは自社で製造しているからでしょう。

 

外装: 17点

外装は他のオリエントスターと同等です。価格的なこともありますがグランドセイコーシチズンなどと比べるとやはり見劣りしてしまいます。

ラグが下を向いていて装着性が改善されているのは良い所です。

また、厚みも15mmと針が多いので仕方がないかな?とも思います。

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ムーブメント: 22点

レトログラードという複雑な機構が入っています。曜日レトログラードなので一週間に一回針が戻るのを見るのが楽しみになってきます。

ムーブメントも安定感のある46系をのせているので精度の面、アフターサービスも万全です。

 

コストパフォーマンス: 24点

レトログラード付で10万円以下というのは考えられないです。オリエントスターもいろんな名作もあり影に隠れてしまいますがこれは本当に名作になりえると思います。

時計愛好家も好きなレトログラードなので買って時計に興味を持ち始めてからも満足は続きます。

ファーストウォッチとしてもこれはおススメなので是非見てみてください。