こんにちは、頑張れ国産時計です。
最初の時計レビューはセイコープロスペックス SBDC051を選びました。
なぜ最初にこれを選んだかというと、このモデルは1965年に最初の国産ダイバーのモデルの復刻モデルなので最初に選びました。
SBDC051レビュー
左がオリジナル、右が現代モデルです。インデックスやベゼルが違いますがかなり近いデザインに仕上がっています。
外装もファーストダイバーのデザインを忠実に再現しており、ケースとブレスをつなぐ部位(ラグ)のつくりは昔の人は懐かしく、若い人は斬新に映るのではないでしょうか?
ムーブメントは安定感のある6R15を採用しています。振動数は21600振動とロービートですが実測値としての精度は+6~+9秒でした。個体差ありますが公表値の+25~-15秒よりも良かったです。というかセイコーの時計でこの公表値付近のものは見たことがありません。おそらく最悪の事態を想定しての数値だと思われます。
厚みは13,8mmとサブマリーナの13mm、オメガダイバー300の13,6mmよりも気持ち厚いぐらいです。これぐらいですとスーツの袖にも隠れるので使いやすいですね。
バックルもダイバーウォッチ必須のダブルロック機構になっています。ブレスの長さを長く出来るエクステンション機構もついています。こちらも慣れれば簡単にできます。
この時計の気になった点としては、装着すると重さを感じました。カタログ上では189gということでサブマリーナで140gぐらいなので結構差がありますね。
総合評価 75点
(各項目25点評価)
デザイン:20点
デザインはファーストダイバーのイメージを忠実に再現していてとても良いです。
ただ去年登場したファーストダイバーの限定と比べると忠実度が下がるので評価下げました。
外装:18点
この価格でザラツ研磨も施されており非常にいいと思います。ベゼルのまわし心地が100万クラスの高級時計並みで驚きです。ブレスレットが重いのとエクステンションブレスがもう少し作動させやすいともっと良かったです。欲を言えばベゼルがセラミックだとなお良かった。
ムーブメント:15点
6R15というセイコーの中では比較的いいほうですがスイス時計全般と比べるとこれぐらいの評価です。精度は今回計ったものだとクロノメーターにもう少し及ばないぐらいでとても良好でした。メンテナンスもしやすいので生涯持ち続けられる一本です。
コストパフォーマンス:22点
国産時計全般にいえますがコスパは高いです。6R15のプロスペックスの中でも安いほうです。誰にでもおススメの出来る時計です。